<法律家直筆>借用書と公正証書の違いを徹底解説|どちらが安全?

目次

借用書とは?

借用書とは、当事者同士(貸主と借主)が「〇月〇日までにいくら返す」といった返済の約束を紙に残したものです。
裁判になったときには「お金を貸した事実」を示す有力な証拠になります。

しかし、証拠能力が今ひとつであり

さらには借用書だけでは強制的にお金を取り立てる力(強制執行力)がありません
つまり、もし相手が返済を拒んだ場合は、改めて裁判を起こして判決を得る必要があるのです。

✅ 借用書は「証拠力」が弱く「強制力」がない点が大きな限界です。


公正証書とは?

公正証書とは、公証役場で公証人が製本する法的文書のことです。
特に金銭の貸し借りに関する場合、「強制執行認諾文言」を入れて作成することが可能です。

この文言がある公正証書を作っておけば、相手が返済しない場合でも、改めて裁判を起こすことなく給与や預金を差し押さえることができます。

✅ 公正証書は「判決と同じ効力」を持つ強力な書面です。

絶対的な証拠力・強制執行できる


借用書と公正証書の違いを比較表で解説

項目借用書公正証書
作成当事者同士公証役場
費用ほぼゼロ数万円~(金額に応じて変動)
証拠力場合ものによる裁判で絶対的
強制力なしあり(差押え可能)
手間簡単公証役場で手続きが必要

👉 こうして比べると、公正証書の強さが一目でわかります。


どちらを選ぶべきか?

「法律的にどちらがベストか?」を考えると、実は金額や信頼関係によって判断が変わります。

  • 少額・信頼できる相手 → 借用書でも可
  • 高額・返済が不安な相手 → 公正証書が必須

つまり、借用書は「気休め」レベル、公正証書は「トラブルを防ぐ武器」と考えるとわかりやすいです。


公正証書専門の法律家に依頼するメリット

公正証書を作るには、公証役場に出向き、必要書類を揃えて作成手続きを進める必要があります。
しかし一般の方が独力でやろうとすると、適用する条文の数、選択ミスが起きやすく、後々「差押えできない公正証書」「本当に欲しい内容でないもの」になるリスクもあります。

そこで役立つのが、公正証書に強い行政書士・法律家に依頼することです。

  • 適用条文の数や選択をプロが精査
  • 相手との交渉や文言調整も代行
  • トラブルを未然に防ぐ安心感

✅ 法律家が作成をサポートすることで、将来の紛争リスクを最小化できます。

当センターでは0から完全サポート


まとめ

  • 借用書=やや証拠にはなるが、強制力なし
  • 公正証書=差押え可能な強力な法的文書
  • 金額が大きい場合や返済に不安がある場合は、公正証書の作成が圧倒的に安全
  • 公正証書は法律家に依頼することで、より確実で安心

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