はじめに|調べているのに、不安が消えない理由
離婚、養育費、相続、公正証書。
大きな決断が必要なとき、多くの人がまずネットで調べます。
けれど、
どれだけ検索しても──
不安が消えない、答えが出ない、判断できない。
それは、あなたの理解力が低いからではありません。
そもそも、ネット情報だけで判断できるようには作られていない からです。
相続・離婚などは似ていても1つ1つ必ず異なります。
ネットの情報は「判断するための情報」ではない
インターネット上の法律情報の多くは、
- 一般論
- 抽象的な説明
- 条件を省いた話
- 誰にでも当てはまるように見せた内容
しかし、法律の判断は常にこうです。
- 誰が
- いつ
- どんな状況で
- 何をしようとしているのか
この具体がなければ、正解は出ません。
抽象的な情報を、
具体的な自分の状況に当てはめて判断すること自体が、本来とても難しい行為なのです。
しかし、法律の専門家でない場合、理解したように錯覚してしまします。
知識がない状態では「正しい選択肢」を選べない
よくある誤解があります。
情報を集めれば、正しい判断ができる
実際は逆です。
判断するためには、
先に“判断できるだけの知識”が必要 です。
知識がない状態でできるのは、
- 自分に都合のいい情報を探す
- 不安を和らげてくれる話を信じる
- 厳しい現実から目を逸らす
- 知っている事情直出てこない。
このどれかになりがちです。
これは能力の問題ではなく、人として自然な行動 です。
「検索している時点で非専門家」だからこそ、限界がある
検索しているということは、その分野の専門家ではありません。
つまり、
- 何が重要か
- 何を調べるべきか
- どこに落とし穴があるか
- どの法律が適応しているか
- 例外の有無
その基準自体を持っていない状態 です。
その結果、
- 調べる範囲が狭くなる
- 重要な論点に気づけない
- 「書いていないこと」の危険性が見えない
という状態になります。
これは
どれだけ真面目に調べても、避けられない限界 です。
もちろん法律の専門家であっても、他の専門分野では同じ現象が起きます。
専門家と話しているのに、ネット情報を重ねる意味はある?
ここは、はっきり言います。
すでに専門家と話しているのに、あとからネットの話を持ち出しても、判断の精度は上がりません。
むしろ、
- 前提がズレる
- 話が噛み合わなくなる
- 本来見るべき論点から外れる
こうしたことが起きやすくなります。
専門家は、
あなたの状況を前提に話をしています。
ネットは、
あなたの事情を一切考慮していません。
「まず専門家に直接話を聞く」ことが最低限のスタート
本来の順番は、こうです。
- 専門家に直接話をする
- 自分の状況を整理してもらう
- 判断の軸を理解する
この順番であれば、
ネット情報も「意味のある情報」になります。
逆に、この順番を飛ばすと、情報はただのノイズ になります。
実際に話した後に、実はノイズであると理解できる方がほとんどです。
相談できないのではなく、「相談する発想がない」だけ
多くの人は、
- まだ早い気がする
- 迷っている段階だから
- 何を聞けばいいかわからない
こうした理由で相談をためらいます。
しかし実務では、その段階こそが一番相談すべきタイミング です。
判断材料がないまま悩み続けるより、短時間でも専門家の話を聞いた方が、圧倒的に合理的です。
まとめ|情報を集めるより、判断できる人に会う
- ネット情報は一般論にすぎない
- 抽象的な情報では判断できない
- 知識がない状態での判断は危険
- 検索には構造的な限界がある
- 専門家に直接話を聞くことが最短ルート
不安なときに必要なのは、
「情報量」ではありません。
あなたの状況で、どう判断すべきかを教えてくれる人 です。
迷っているなら、まず話をするのが最短ルート
決める必要はありません。依頼する必要もありません。
ただ、判断できる状態になること が大切です。
ネットで悩み続けるより、一度、直接話を聞く。
それが、一番ムダのない行動です。
