横領・業務上横領の返還を公正証書で守る方法|大阪で経営者が泣き寝入りしないために

目次

「信頼していた人」に裏切られたとき

経理担当者。
長年働いてくれた店長。
共同経営者。

ある日、帳簿が合わない。
調べると、数十万、時には数百万円の使い込み。

怒りよりも先に来るのは、
「なぜだ」という虚無感です。

しかし経営者は立ち止まれません。
会社を守る責任があるからです。

横領・業務上横領は、感情問題ではなく
法的に設計しなければ回収できません。

横領と業務上横領の違い

横領(刑法252条)

預かっている他人の財産を自分のものにする行為。

業務上横領(刑法253条)

業務として管理している財産を横領する場合。

会社の従業員・役員が行えば
多くは「業務上横領」に該当します。

法定刑も重く、
刑事事件として扱われる重大犯罪です。

すぐに警察?それとも示談?

多くの経営者が迷います。

  • 警察に行くべきか
  • 穏便に済ませるべきか
  • 家族がいると言われた
  • 返すと言っている

ここで焦って動くと失敗します。実務では、

  1. 事実確認
  2. 金額確定
  3. 証拠整理
  4. 弁済設計
  5. 公正証書化

この順番が重要です。

なぜ「誓約書」では足りないのか

「返済誓約書を書かせました」
これは非常に多いケースです。

しかし問題はここ。

支払いが止まったらどうするのか?

通常の誓約書では、
改めて裁判を起こさなければ差押えできません。

・時間
・弁護士費用
・裁判費用
・精神的負担

二重被害になります。


公正証書とは何か

公正証書は、公証人が作成する公的文書です。

最大のポイントは
強制執行認諾文言を入れられること。

つまり、

支払いが止まれば
裁判なしで差押え可能。

・給与差押え
・預金差押え
・不動産差押え

これが「回収力」の差です。


分割返済の場合の設計が命

横領事件の多くは
一括返済が困難です。

そのため分割設計になりますが、
ここで設計を誤ると失敗します。

必須条項

✔ 期限の利益喪失
(1回でも遅れたら残額一括請求)

✔ 遅延損害金
(抑止力)

✔ 連帯保証人
(親族など)

✔ 担保設定
(可能であれば)

✔ 刑事告訴との関係整理

これを入れない契約は
“優しいだけの紙”になります。


刑事告訴とのバランス

業務上横領は親告罪ではありません。

ただし実務上は

・返済完了後に被害届取り下げ
・履行中は告訴猶予
・不履行なら告訴

などの合意を組むことが多いです。

ここは慎重に設計しないと
脅迫的内容になってしまう危険もあります。


よくある失敗例(実務上多い)

❌ 感情的に責めすぎる
❌ 金額確定前に合意
❌ 曖昧な支払日
❌ 強制執行文言なし
❌ 保証人なし
❌ 返済能力を無視した分割設定

結果 → 途中で止まる

そして連絡が取れなくなります。


経営者が守るべきもの

あなたが守るべきなのは

・会社
・従業員
・家族
・信用

一人の裏切りで
会社全体が揺らぐこともあります。

「穏便に」と思う気持ちは自然です。

しかし、
守るべきものを守るためには
法的に強い形にする必要があります。


公正証書作成までの流れ

① 事情ヒアリング
② 金額・証拠整理
③ 弁済設計
④ 書面作成
⑤ 公証役場調整
⑥ 調印

感情整理も含め、
冷静に進めることが重要です。


大阪で横領問題に直面している方へ

裏切られた怒り。
失望。
でも同時に、

「できれば穏便に終わらせたい」

その気持ちも理解できます。

しかし――

守るべきは
あなたの未来です。


裏切られたまま、終わらせない。

横領・業務上横領は
適切に設計すれば回収可能性は上がります。

泣き寝入りする必要はありません。

行政書士OKK濱口法務事務所では、

・事実認諾書作成
・弁済契約書設計
・公正証書化
・分割設計
・保証設計

まで一貫対応しています。

📍 大阪対応
📍 事前整理サポート
📍 公証役場調整代行


いざという時に思い出してほしい、“本当に頼れる場所”。

まずは状況を整理しましょう。
冷静な設計が、回収率を変えます。

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この記事を書いた人

公正証書専門の法律家

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